八ヶ岳でチャダイゴケ発見
湯峯英二(東京都)


a 8月25日、天気は朝18度C、標高1500mぐらい、場所は富士見高原。カラマツ林とシラカバ林で、下草が膝くらいまであり歩くのが大変。しかも、ズボンをはいていても、とげだらけの木がだいぶあって、足は痛かったが、去年マクキヌガサタケが採れたという人がいて、今年も採れそうだという。道路から100mくらいの所なので、期待して10分ほど探したが、マクキヌガサタケらしい幼菌を一つだけ見つけた。成菌はダメだった。
それではということで、この辺りは冬虫夏草がありそうだという現地の人の話。一度も見たことがないので、胸がワクワクしてきた。そうこうしているうちに、私の子供と兵庫の人と、計5人で20〜30分ぐらい粘ったが、地面を這うように探すので意外と大変。しかたなく、場所を変えて、また探してみると、何と腹菌類のチャダイゴケが3,4個あった。やったー、と思った。
大きさが10mmくらいだし、何個かあるのでちょっと違うが、タマハジキタケと形態が似ており、器の中の「石ころ」が10個あり、一応「チャダイゴケ」らしい。さっそく家に帰り、心配していた石ころが写っていたので、またここで感動した。
それにしても、こういう小さくて魅力のあるキノコがあることが分かったので、キノコの写真を撮る人がだんだんと良いカメラを揃えてくるのが、やっとわかった次第です。小さいキノコに対してはインスタントカメラの限界を痛感しました。



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