ツキヨタケを食べました
金子 勉(草加市)


a  96年9月初旬、会社のメンバーの群馬・武尊山へ「きのこ狩り」の下見に行きました。途中、前にヒラタケやムキタケを採取したことのあるブナの木に数本のキノコがはえていました。ツキヨタケかなと思ったが採って、割ってみるとわずかにシミがありました。しかし前に見たツキヨタケはシミが全体に広がっており、これは色もムキタケの色だった。これはムキタケと思って採った。いつものコースを歩いたが、雨量が少ないせいか、キノコはほとんどなし。職場の皆さんとの入山は中止と思い下山。
 家へ帰り「ムキタケ」と思われるものを「バター炒め」してほんの数きれ食べた。夜9時半過ぎ、猛烈な吐き気にみまわれ、夕食に食べたものを全部吐いた。そして17歳の娘も同じ症状となった。私は吐いた後は元に戻ったが、娘は吐き気が続く。知っている救急病院へ電話をして、私が運転して病院へ。私は途中、吐き気がして、車を止め、吐いた。娘はなかなか吐き気が止まらない。
 病院へ着き、ツキヨタケが原因だろうと思うこと、症状、様子を話した。診察を受けたが、特に心臓などは大丈夫。血液検査をし、毒を中和させる注射をした。血液からはまだ反応があり、油断できないが、生命にかかわることはないだろうということで帰宅。一週間後に再度、血液検査をやるとのことでした。
 反省、ツキヨタケの特徴は知っていたが、シミはほんの少しで、色、形はムキタケそっくりでした。疑わしきは食しない、が反省です。



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