埼玉きのこ研究会のあゆみ
松村祐二(川越市)


a 1984年(昭和59年)度
◆3月20日「埼玉きのこ同好会」設立総会を川越市・初雁幼稚園で開催。会員数15名。
会長にト澤美久氏を選出。
「埼玉きのこ同好会はきのこの愛好者で組織し、各地のきのこの調査、研究を行いあわせて会員相互の親睦をはかることを目的」とする会則を採択。
事務局は川越市岸町の福島隆一氏宅。入会金は1000円、年会費を2000円とした。
◆野外観察会(日帰り)は川越、上尾、秩父・楢澤など4箇所。
他にスライド会、栽培勉強会を開催。

1985年(昭和60年)度
◆6月23日、総会を滑川町・滑川コミュニティーセンターで開催。
副会長に小林徳男氏を選出、会員数 29名。
◆野外観察会は森林公園、川越、奥多摩、秩父・皆野、など5箇所。
うち初めての宿泊観察会を8月10、11日十文字峠で開催し、長野・川上村民宿「土佐屋」に宿泊。松茸採集をめざすも収穫ゼロ(偶然にも翌12日には採集地の近くの御巣鷹山に日航ジャンボ機が 墜落し、ビックリ)
他にスライド会、マイタケなどの原木栽培の植菌勉強会実施。
忘年会では保蔵したおいた「きのこ」で、きのこ料理を堪能。
◆会誌「いっぽん」第1号 6/23発刊。
会誌名は秩父地方のウラベニホテイシメジの俗称から。「人目をひく存在、風格がある、味も大関級、きのこ狩りの好目標のきのこ。
会誌も(名前にあやかって)内容が充実し、親しまれ、会員全体のものになれば」とは名付け親、小林副会長の言葉。

1986年(昭和61年)度
◆5月25日総会を寄居・埼玉県立林業試験場で開催。会員数53名。
◆野外観察会は森林公園、川越、奥多摩、秩父など6箇所。
うち宿泊観察会は奥秩父で開催。
また神奈川きのこ会との交流。
長瀞・県立自然史博物館で標本勉強会をそれぞれを実施。
◆会誌第2号7/13発刊。

1987年(昭和62年)度
◆6月7日総会を県立上尾南高校で開催。会員数50名。
会長に小林徳男氏、顧問にト澤美久氏を選出。副会長空席とする。
年会費を3000円に改定
◆野外観察会は上尾、川越、飯能・赤根峠、長瀞など5箇所。
うち宿泊観察会は磐梯・桧原湖で開催。
上尾南高でスライド会、種菌製造、川越・中福の吉沢氏山林で玉切り、植菌作業の実習を行う。
◆会誌第3号12/5発刊。

1988年(昭和63年)度
◆6月12日総会を県立熊谷農業高校で開催。会員数100名。
副会長に塩津晋氏を選出。
事務局を県立熊谷農高の福島研究室に移転。
◆野外観察会を川越、飯能、長瀞など5箇所で開催。
うち宿泊観察会は群馬・水上周辺山林にて実施。
創立5周年記念行事として「県民きのこ勉強会」を赤根峠で、栽培実習を熊谷農高でそれぞれ開催。
他に原木伐採、植菌作業、きのこ料理講習会を行う。
以後新年会か忘年会を兼ね、きのこ料理講習会が恒例となる。
◆会誌第4号12/7発刊。

1989年(平成元年)度
◆ 5月21日総会を滑川コミュニティーセンターで開催。会員数103名。
◆野外観察会は森林公園、所沢、寄居、奥多摩、秩父・楢澤など6箇所。
うち宿泊観察会は群馬・六合村(花敷温泉)で実施。
他に樹木勉強会、スライド会、標本勉強会、鋸屑栽培講習会、群馬・森産業(株)見学会などを行う。
◆会誌第5号12/8発刊。

1990年(平成2年)度
◆5月27日総会を鴻巣市立市民センターで開催。会員数105名。
事務局を上尾市今泉の東平恵司氏宅に移転。
◆野外観察会は飯能天覧山、埼玉古墳風土記の丘公園、秩父・美の山など5箇所。
うち宿泊観察会は富士山麓、福島・南会津郡南郷村で実施
。他に吉田考造氏「台湾の地衣類」福島隆一氏「台湾のきのこ」の講演会を開催。
植菌・原木栽培講習会、標本勉強会、千葉県立中央博物館の見学を行う。

1991年(平成3年)度
◆5月5日総会を青梅市吉野郷「梅の公園」で開催。会員数130名。
◆野外観察会は全体では青梅、川越。他に各地区で自由企画により実施。
宿泊観察会は金峰山麓と福島・南会津郡南郷村。
県民きのこ勉強会は秩父の埼玉県青少年総合野外活動センター。スライド会、新年会を兼ねたきのこ料理講習会を開催。

1992年(平成4年)度
◆4月29日総会を上尾市立コミュニティセンターで開催。会員数86名。
◆野外観察会は上尾、長瀞、東松山、小川など7箇所。
うち宿泊観察会は栃木・奥鬼怒二俣温泉、磐梯・桧原湖で実施。
県民きのこ勉強会は小川町少年自然の家周辺にて開催。
他にスライド会、植菌勉強会、きのこ料理講習会を行う。
◆会誌第6号11/29発刊

1993年(平成5年)度
◆5月2日総会を県立熊谷農高で開催。会員数153名。
会名を「埼玉きのこ研究会」に変更◆野外観察会は東松山、長瀞、など5箇所で実施。
うち宿泊観察会は群馬・玉原高原と足尾・東京農工大草木大谷演習林で行う。
7月1日から11月28日まで開かれた県立自然史博物館主催の「特別企画展・きのこいろいろ」に協力。
また博物館主催のきのこ観察会に合流し、指導、協力。
他にスライド会、植菌勉強会、きのこ料理講習会を行う。
◆会誌第7号9/30発刊

1994年(平成6年)度
◆5月8日総会を上尾市立コミュニティーセンターで開催。会員数214名。
◆野外観察会は上尾、所沢、長瀞、奥多摩など6箇所。
うち宿泊観察会は富士山山麓、浅間・軽井沢。
他に千葉大助教授鈴木彰氏「きのこの一生」福島隆一氏「ハナビラタケの栽培」と志田信男氏「きのこのラテン語名」の講演会を開催。
また例年通りスライド会、植菌勉強会、きのこ料理講習会を行う。
◆特別行事として、埼玉きのこ研究会創立10周年記念「きのこ展」を熊谷・八木橋百貨店にて9月29日(木)から10月2日(日)までの4日間開催。
展示と出し物はきのこ生態写真、会員が毎日採集する天然きのこの展示即売、熊農高生による植菌作業実演、きのこ汁、栽培きのこ販売、ビデオ、スライド映写、きのこ鑑定、相談コーナーなどを開設。入場者は、約5000名。
◆会誌創立10周年記念第8・9合併号9/28発刊。

1995年(平成7年)度
◆5月7日総会を上尾市立コミュニティーセンターで開催。会員数167名。会長に塩津晋氏を選出。
◆野外観察会は川越、秩父・美の山、飯能・青梅、浦和・秋が瀬など6箇所。
うち宿泊勉強会は奥志賀高原、福島・南会津郡南郷村で実施。
また、きのこ写真の第一人者伊沢正名氏「実演による、きのこ写真の撮り方」城川四郎氏「猿の腰掛け類」の講演会を開催。
他にスライド会 、植菌勉強会、きのこ料理講習会を実施。
◆会誌10号12/20発刊。

1996年(平成8年)度
◆5月4日総会を上尾市立コミュニティーセンターで開催。会員数214名。
副会長に松村祐二氏を選出。
◆野外観察会は川越、秩父・美の山、高崎・群馬の森、浦和・秋が瀬、など6箇所。
うち宿泊観察会は群馬・四万と福島・南会津郡南郷村。
講演会は井口潔氏の「チャワンタケの分類」
他にスライド会、植菌勉強会、きのこ料理講習会を行う
◆会誌第11号'97.1/7発刊。

1997年(平成9年)度
◆5月11日総会を伊奈・県民活動総合センターで開催。会員数210名(予算)。
副会長1名以上に会則改定。
副会長に福島隆一氏を選出
◆行事。
7/22〜8/30に開催された熊谷市立図書館主催ーきのこのすべてー「自然科学展」に協力。
講座「きのこ入門」に福島隆一、吉永潔両氏が講師を担当。
野外観察会は川越、秩父・美の山、奥多摩、横瀬など6箇所。
うち宿泊観察会は富士山麓、北軽井沢。
講演会は小野新平氏(日本変形菌研究会)「変形菌、分類とその生態」と塩津晋会長「ボリヴィア報告」を予定し、いずれも交渉中。
他にスライド会、鋸屑きのこ栽培勉強会、きのこ料理講習会を企画
◆会誌第12号発刊準備中。



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