■ 野外観察会(秋ケ瀬公園)
開催日:平成15年11月3日(月曜日、文化の日)
観察地:さいたま市秋ケ瀬公園
参加者:22名
世話人:塩津晋、佐藤俊朗
報告:佐藤俊朗

a  雨模様のなか点呼の後、鑑定会の場所を確認した。降雨の心配から秋ケ瀬橋下の河川敷を択んだ。簡単な図面と過去4年間で11月に取れた採集一覧表を配布した。
 予定を早めて12時前に食事をする。今年も野沢さん・葛西さんのご芳志によりキノコ汁が用意された。数えてみると11種、クリタケ・ヒラタケ・ナメコ・アラゲキクラゲ・スギエダタケ・スギヒラタケ・エノキタケ・ナラタケ・シイタケ・シロヒラタケ・ヌメリスギタケが放りこまれていた。
 現地での採集種は例年どおり少なかったが、方々から持ち寄せられたキノコが並べられて賑わいをみせた。いろいろな話題のなかで「クリタケとクリタケモドキの相違が軸から直接でる襞の数で判別できる」という件、スイスの図鑑に載っていることが判るなど興味は尽きない。鑑定会は横山元さんを中心に多くの方々のご協力により同定を完了させることができた。

[確認種]
ヒラタケ、イヌセンボンタケ、エノキタケ、キツネタケ属の1種、クロサカズキシメジ、ナラタケモドキ、ニオイアシナガタケ、オオザラミノシメジ、ベニヒダタケ、シロフクロタケ、コキララタケ、ツバナシフミズキタケ、ハタケキノコ、モエギタケ、ツチスギタケ、オオキヌハダトマヤタケ、コフキサルノコシカケ、ヒイロタケ、スエヒロタケ、ヤキフタケ、シミタケ、スミレウロコタケ、ホウロクタケ、アミヒラタケ、ノウタケ、アラゲキクラゲ

[外部から持参された種]
シロフクロタケ、ザラエノハラタケ、モエギタケ、ミネシメジ、ササクレヒトヨタケ、ツキヨタケ、クリタケ



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