ウスムラサキシメジ    撮影   西田誠之

ムラサキシメジによく似たきのこで、中毒例(手足の痺れ、歩行困
難、下半身麻痺等)が報じられています、
ムラサキシメジに酷似していますが、外見的な違いは、全体に紫色がごく薄く淡く、
成菌は、傘表面の色が、さらに褪せて白っぽくなり、一見すると白いきのこに見えま
す。さらに中央部は、薄い褐色を帯びていて、柄は、中実から中空になり、根元は、
しばしばL字型に屈曲します。写真では、その部分を撮りそこないましたが、採取し
てみると、L字型に柄が屈曲したものが何本か、混じっていました。
さらに顕著な特徴は、裂いて匂いを嗅いで見ると、ムっとするような、かなり強い刺
激臭(悪臭)があります。特に柄では、それが強いように感じました。胞子は、楕円
形で、表面に微細な疣があります。
なお、本種には、形態的によく似た近縁種がいくつかあるようで、さらに分類学的検
討が必要とされているようです。
私が今回採集したものも、その中の一種だったかもしれません。