嬬恋高原宿泊観察会
開催日:2006年9月29日(土)〜30日(日)
集合場所:東海大学嬬恋高原研修センター
         群馬県吾妻郡嬬恋村大字千俣2041
観察地区:嬬恋高原一帯
参加者:30名
世話人:松村祐二、藤野英雄、西田誠之
鑑定人:福島隆一西田誠之、藤野英雄
報告 :藤野英雄
写真 :西田誠之

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 嬬恋の例会は雨の日が多いようだ。当日は何とか降っていなかったが、翌日は朝から雨となってしまった。天候に左右されるきのこの発生状況だが、ここ数年、今年は大豊作だという年が少ないように思われる。
 今年も夏の間の高温続きで発生が懸念されたが、案の定、宿泊施設周辺ではきのこの影が薄かった。
バラキ山へ続く登山道と、石樋林道周辺の二手に分かれてアタックしたが収穫はほとんど無かった。しかし時期ではあるので、地元のきのこ狩りの人たちの呼び交わす声のみが、むなしく響き渡っていた。
 唯一の収穫は、この嬬恋地区はやはりアカジコウが多く発生する場所であることが確認されたことである。
今回は少し時期が遅かったようだが、雨中の林内に老菌となってしまったアカジコウが散見された。


   確 認 種

(ハラタケ類)

ヒラタケ科:ヒラタケ

ヌメリガサ科:
モリノハダイロガサ

キシメジ科オシロイシメジ、ヤグラタケ、オオキツネタケ、キツネタケ、ホテイシメジ
アオイヌシメジ、サマツモドキ、ミネシメジ、アイシメジ、スギヒラタケ、カブヘニチャ
モリノカレバタケ、ワサビカレバタケ、ツエタケ、カバイロオオホウライタケ

テングタケ科:イボテングタケ、ベニテングタケ、テングタケ、カバイロツルタケ
ツルタケ、タマゴタケ、ミヤマタマゴタケ、タマゴテングタケモドキ(アカハツルタケ)
タマゴタケモドキ、ドクツルタケ、アケボノドクツルタケ、コタマゴテングタケ
コガネテングタケ、ガンタケ、ヘビキノコモドキ、タマシロオニタケ、コシロオニタケ

         タマゴタケモドキ(猛毒)                   コガネテングタケ


ハラタケ科:ザラエノハラタケ、シワカラカサタケ

ヒトヨタケ科イタチタケ

モエギタケ科:ハナガサタケ、キッコウスギタケ、アカツムタケ
      

フウセンタケ科:シロトマヤタケ、オオツガタケ、クリフウセンタケ(ニセアブラシメジ)
ウスフジフウセンタケ、イロガワリフウセンタケ、アカツブフウセンタケ
キンチャフウセンタケ、ツバフウセンタケ、ササタケ、チャツムタケ

イッポンクメジ科:クサウラベニタケ、コクサウラベニタケ

ヒダハタケ科:ヒダハタケ

オウギタケ科:オウギタケ

イグチ科:クリイロイグチモドキ、ハンノキイグチ、アミタケ、ハナイグチ
シロヌメリイグチ、ヌメリイグチ、アミハナイグチ、ベニハナイグチ、
カラマツベニハナイグチ、ゴヨウイグチ、キイロイグチ、イロガワリ、アシベニイグチ?
ススケヤマドリタケ、ヤマドリタケモドキ、アカジコウ、キヒダタケ、オオキノボリイグチ
アカヤマドリ、ヤマイグチ、ヌメリニガイグチ、アケボノアワタケ、ウラグロニガイグチ、
ホオベニシロアシイグチ、ミドリニガイグチ、オニイグチ

ベニタケ科:シロハツ、アイバシロハツ、クロハツ、イロガワリベニタケ、オキナクサハツウコンハツ、ヤブレベニタケ、チチタケ、ヒロハチチタケ、カラマツチチタケ、キチチタケアカモミタケ、ハツタケ、モチゲチチタケ

            ヌメリイグチ                          モチゲチチタケ

(ヒダナシタケ類)

ミミナミハタケ科:イタチナミハタケ

ラッパタケ科
:ウスタケ

イボタケ科:ニオイハリタケモドキ

タコウキン科:キアシグロタケ、マスタケ、カンバタケ

      (以上100種)


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