顕微鏡観察会

開催日: 2015年2月14日(土)
開催場所: 埼玉県立自然の博物館
指導: 福島隆一、大舘和夫、吉田考造
参加者:
15
担当: 福島隆一,大館一夫,吉田考造 
    佐伯冨美子、
武藤治子事務局
報告: 富田稔
写真撮影:
富田稔、籾山清



          開会の挨拶
    どの菌にしようかなー         プレパラート調節セット            


         顕微鏡調整

  

         アミガサタケ胞子      


          熱心に顕鏡

  
         ウラベニホテイシメジ胞子      
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      実体顕微鏡を使って切片作り                 チシオハツシスチジア

 去年の顕微鏡・培養講習会の2本立てでは慌しすぎたということで、今年は顕微鏡観察に絞って開催されました。午前中に押しつぶし法により調製した試料の観察、午後は切片を作成して観察しました。

 福島会長の挨拶のあと大舘さんが観察資料の作り方を説明、吉田さんが顕微鏡の操作について説明しました。さっそく用意された乾燥標本からアミガサタケ、チシオハツ、キクラゲなどを選び、プレパラートを用意して観察を始めました。プレパラート調製操作が簡単なので顕微鏡を覗き込むまで早かったようですが、覗き込んでこれ何という声も出てきました。大舘さんや吉田さんが各テーブルを回ってプレパラートの厚さやピントの合わせ方を指導しました。アミガサタケは子嚢の入った胞子がはっきり見えて感激だったようです。去年に続いての講習で、慣れた人は黙々と観察図まで書きあげていました。

 午後は実体顕微鏡下での切片の作成に自分の手が自分の手じゃないみたいという悲鳴があがりました。なかなか断面を見ることができるような切片が作製できずに悪戦苦闘した人もいました。プレパートが上手にできるとチシオハツやカブラアセタケのシスチジアや胞子を見ることができました。福島さんが自ら持ち込んだ顕微鏡で、1500倍に拡大したウラベニホテイシメジの胞子をみんなで見て観察会を終了しました。


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