埼玉県立自然史博物館収蔵資料目録第12集
きのこ類(1)
埼玉県立自然史博物館
1999
A Catalogue of the Materials in the Saitama
Museum of Natural History No. 12
FUNGI(1)
Saitama Museum of Natural History
Nagatoro, Chichibu, Saitama, 369-1305 Japan
March 1999
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1999年3月25日、埼玉県立自然史博物から
「収蔵資料目録第12集『きのこ類(1)』」 が発行されています。これは1998年12月までに整理を終えた凍結乾燥標本を目録にしたものです。以下に概要を紹介しておきます。
詳細については、このページの最後にある詳細リストの閲覧(HTMLファイル)をクリックすると表示されます。または、詳細リストをダウンロードしてご覧いただくこともできます。なお、資料特別利用許可申請書を提出することにより、標本の閲覧が可能です。 |
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当館が収蔵するきのこ類の資料は、その大部分が真空凍結乾燥機の導入(1982年10月)以降に、当館職員やその関係職員と埼玉きのこ研究会(1984年3月発足)が収集し、乾燥標本化したものである。本目録は1998年12月までに整理を終えたものを掲載しているが、科や属レベルまでしか同定できない資料も含めたので、更なる標本資料の活用を期待する。編集は植物課吉田考造が担当した。
1. 本目録に掲載した標本資料は、「きのこ」と称される菌類
82科246属729種 2,912点である。その内訳は以下のとおりである。
担子菌ハラタケ目(スエヒロタケ科およびナミハタケ科を含む) |
19科 |
94属 |
460種 |
2107点 |
担子菌ヒダナシタケ目 |
23科 |
69属 |
135種 |
449点 |
担子菌腹菌類 |
15科 |
24属 |
39種 |
111点 |
担子菌キクラゲ類 |
4科 |
10属 |
13種 |
26点 |
子のう菌類 |
21科 |
49属 |
82種 |
219点 |
2. 科以上の配列を含めた分類体系は「原色日本新菌類図鑑T,U」(保育社
1987, 1989)に準拠したが、「日本のきのこ」(山と渓谷社
1988)、「山渓フィールドブックスきのこ」(山と渓谷社
1994)、「猿の腰掛類きのこ図鑑」(地球社
1996)、「菌学ラテン語と命名法」(日本菌学会関東支部
1996)、「平塚市博物館資料46 キノコ類標本目録」(平塚市博物館
1997)なども参照した。科内の配列は属名、和名の辞書順とした。
3. 同定は主に福島隆一氏など埼玉きのこ研究会会員があたった。
4.標本データは、登録番号、採集地、採集年月日、採集者の順とした。なお、埼玉きのこ研究会(代表:塩津
晋会長)が野外勉強会で収集したものは、その時の会長名を採集者とした。
5.資料のデータベース(桐Ver.5)化には、主に埼玉きのこ研究会の坂本晴雄氏、収納整理には、四分一平内氏と中谷美也子氏の各ボランティアがあたった。
6. 標本の閲覧等については、別途「資料特別利用許可申請書」の提出が必要です。詳しくは下記までお問い合わせ下さい。
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