■ ウラベニホテイシメジとサンコタケ | ||
富田 稔(幸手市) |
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馬不入山は2万5千分の一の地図で見つけた山である。標高はわずか345mであるが、前山も含めるとかなり広い範囲が赤松混じりの雑木林で覆われている。 きのこ研究会に入って最初の年(1994年)の10月にキノコの写真を撮りながら 馬不入山から晃石山へと歩いた。10月の下旬だったので、めぼしいキノコがない中で印象に残っているのが表題のキノコである。 ウラベニホテイシメジウラベニホテイシメジは桜峠の近くで登山道から5mほど入ったところで2本見つけた。その後毎年9月から10月にかけて訪れると登山道脇に1本だけ見つかる。97年になって西斜面や前山にも生えていることが判った。サンコタケは桜峠から晃石山へ 登る途中で引っこ抜かれてしなびたものを見つけた。 96年に西斜面で見つけたが、やはり引っこ抜かれてしなびた個体だった。そんなわけでまだ写真をものにしていない。
心残りもう一つの心残りは西側の尾根に群生していたキノコが、今から思えば、クリフウセンタケではなかったかということだ。馬不入山は都会に近い山のせいか、キノコ採りの人によく会う。しかし、かごいっぱい採った人には会わない。人が入り過ぎた山と思われる。そうはいっても、私にとって一番身近なキノコ山なので、年に2,3回出かけている。以下に判別できたキノコを記す。
96年10月5日:アカヤマタケ、ウラムラサキ、ムラサキシメジ、タマゴタケ、ウラベニホテイシメジ、キチチタケ |