川越地区観察会
開催日:2003年6月21日(土)
集合場所:川越・水上公園
参加者:42名
世話人:松村祐二、大久保彦、藤野英雄、栗原晴夫


a  梅雨の最盛期というのに、晴天。その上真夏を思わせる暑さでした。今年最初の野外観察会は43名の会員他の参加で9:30am開かれました。塩津会長の発案で樹木、野草の観察も併せて行い、これには会員の小山秋夫さんが指導してくださいました。観察地は昨年と同じで水上公園周辺、下松原・砂新田(初雁高付近)、狭山・赤坂の森公園の3カ所でした。水上公園周辺は塩津会長が、初雁高周辺は樹木、野草の観察を加え、小山さんと大久保さん・松村が、赤坂の森は栗原さんが担当しました。
 採取、観察した種はベニタケ科、イグチ科が中心で急に少なくなったアカヤマドリ、ムラサキヤマドリタケも観察できて一安心しました。テングタケ科はアカハテングタケなどはありましたが、全体的にはこれからの感じがしました。この時期に毎年見られるフクロツルタケが見あたらなかったのが残念でした。アセタケ属ではコバヤシアセタケが沢山生えていたようです。会員の家族のお子さんが大きなツエタケを採って喜んでいたのが印象的でした。鑑定は柴田、藤野さんが担当しましたが、会員のみなさんも議論しながら64の種名を付けました。終わりに会場を提供していただいた水上公園の園長さんと柴田さん、小山さん、はじめご協力いただいた会員のみなさんにお礼申し上げます。

確認種
ヒラタケ科:マツオウジ
キシメジ科:ツエタケ、カレバキツネタケ、ウラムラサキ、ヒメカバイロタケ、ヤグラタケ、オオホウライタケ
ウラベニガサ科:ウラベニガサSP
テングタケ科:タマゴテングタケモドキ(アカハテングタケ)、ガンタケ、カバイロツルタケ、ツルタケ
ハラタケ科:ザラエノハラタケ
ヒトヨタケ科:イタチタケ、ヒトヨタケ
モエギタケ科:ニガグリタケ
フウセンタケ科:アセタケSP、コバヤシアセタケ、チャツムタケ、ナメシスギタケ(井口)、ミドリスギタケ
チャヒラタケ科:チャヒラタケSP
イッポンシメジ科:コンイロイッポンシメジ
ヒダハタケ科:イチョウタケ
イグチ科:イロガワリ、クロアザアワタケ、ニガイグチSP、コウジタケ、キヒダタケ、アカヤマドリタケ、ムラサキヤマドリタケ、オニイグチ、オニイグチモドキ、コオニイグチ?、
ベニタケ科:ウコンハツ、アイタケ、カワリハツ、ドクベニダマシ、ドクベニタケ、ヤブレベニタケ、クロハツ、ヒビワレシロハツ、ニオイコベニタケ、キチャハツ、ケショウハツ、アイタケの仲間、チチタケ、チョウジチチタケ、ヒロハシデチチタケ
タコウキン科:カワラタケ、ヒラフスベ、ヒイロタケ、ヒトクチタケ、ツヤウチワタケ、 ニッケタケ、マンネンタケ
タバコウロコタケ科:アズマタケ
ニセショウロ科:ヒメカタショウロ、ニセショウロの仲間
チャワンタケ科:ヒイロチャワンタケ
クロサイワイタケ科:マメザヤタケ
ホコリタケ科:ホコリタケ、ノウタケ
ノボリリュウタケ科:クロアシボソノボリリュウ
以上  64種
(報告:松村祐二)



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