川越地区観察会
開催日:2004年6月20日(日)
集合場所:川越・水上公園
参加者:30名
世話人:松村祐二、大久保彦、藤野英雄
鑑定人:大館一夫


a  梅雨の中休みとはいえ、少々長すぎて乾燥気味なのが気がかりでした。
電車での参加者を川越駅で迎えて、既に待つ車利用の参加者を含め、30名で開会しました。今回はこの地区になじみの方も多いため、詳細な観察予定地の地図のコピーと過去4年間の採集記録の資料を配り、自由に観察してもらうようにしました。とはいえ初参加の方もおりますので、その方達は智光山公園 、下松原平地林に大久保世話人と松村が案内しました。
ベニタケ科のきのこはかなり揃っておりましたが、テングタケ科やイグチ科はまだ出遅れている様子でした。採取し、観察した種は52ほどになり、例年と特に目立った変化はありませんでした。ベニタケ科ではアカバクロハツモドキが初見のほか、ウスキモリノカサ、ナカグロモリノカサなどハラタケ科のきのこにも久しぶりにお目に掛かりました。またアカヒダワカフサタケ、コキイロウラベニタケもこの地区の初見でした。大館さんからそれぞれの特色、見分け方などの説明がありました。大館さんをはじめ、ご協力いただいた会員のみなさんと会場を提供してくださった水上公園にお礼申し上げます。


アカバクロハツモドキ

確認種
ヒラタケ科:マツオウジ
キシメジ科:カレバキツネタケ、オオキツネタケ、ヤグラタケツエタケ、サマツモドキ
テングタケ科:ツルタケ、タマゴタケ、アカハテングタケ、ガンタケ
ハラタケ科:ウスキモリノカサ、ナカグロモリノカサ
ヒトヨタケ科:イタチタケ
フウセンタケ科:オオキヌハダトマヤタケ、キヌハダトマヤタケ、コバヤシアセタケ、ナメシスギタケ(井口)アカヒダワカフサタケ
イッポンシメジ科:コキイロウラベニタケ
イグチ科:キッコウアワタケ、アワタケ、ニセアシベニイグチ、アカヤマドリ
ベニタケ科:チチタケ、クサハツ、オキナクサハツ、クロハツ、アカバクロハツモドキ、ウコンハツ、ドクベニダマシ、アイタケ、カワリハツ、ケショウハツ、ヒビワレシロハツ、ケシロハツモドキ
タコウキン科:ツヤウチワタケ、スジウチワタケモドキ、ベッコウタケ、ハチノスタケ、カワラタケ、ヒトクチタケ、ヒイロタケ、ホウネンタケ
ホコリタケ科:ノウタケ、アラゲホコリタケ
キクラゲ科:アラゲキクラゲ
タバコウロコキン科:サジタケ、ネンドタケ、ネンドタケモドキ
アカカゴタケ科:サンコタケ
バッカクキン科:オサムシタケ、オサムシタンポタケ

以上52種

(報告:松村祐二)



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