嬬恋高原宿泊観察会

開催日  925日(土)〜26日(日)

観察地域  嬬恋高原一帯

集合(宿泊)場所  東海大学嬬恋高原研修センター 群馬県吾妻郡嬬恋村

集合時間  925日(土)1500 集合、受付け、鑑定開始

参加者  37

世話人  松村祐二 藤野英雄 大久保彦 西田誠之


 今年の夏は非常に暑く、真夏日が熊谷で60日以上も続き、9月に入ってからもこの状態が続き、これではきのこの発生が懸念されたが、秋分の日の2〜3日前に雨が降り、だいぶ発生するだろうと期待できるようになった。

 会期中、雨が予想されたが、群馬県に入ると思ったより天気もよく、雨の心配は先ずなくなった。8月に浅間山が小噴火し、また924日にも火山灰が降ったとのことなので、高崎より倉淵村回りで向かった。途中の峠で、少し林に入ってみたが、きのこはほとんど見かけなかった。

 研修センターに1時少し前に到着し、2時頃より準備に入った。3時頃から会員がきのこ持参で次々に到着した。 

 センター付近の樹種は、主にカラマツで所々にカンバ、モミ、ミズナラなどが点在していた。やはり笹のある場所が多かった。

 多く見られたのはハナイグチであったが、大きくなりすぎたのが多く、食用に手ごろなのは少なかった。他にシロヌメリイグチ、カラマツベニハナイグチ、ウツロベニハナイグチ、ホテイシメジ、オトメノカサ、キヌメリガサなどの顔ぶれであった。

 18:00〜20時過ぎまで夕食、宴会、20:30〜21時頃まで研修会を行った。

 翌朝、全館霧に包まれていたが、会員が出発する頃には晴れてきて、良いきのこ日和となった。 

 今回のきのこの同定は私(藤野)と西田さん、小山さんの協力のもとに行った。

 普通に見られて同定できなかった種はヒカゲウラベニタケに似たチチタケ属、フウセンタケ属3種、クヌギタケ属、モリノカレバタケ属などであった。

 確認種

 

ハラタケ類

 ヒラタケ科

ウスヒラタケ

ヌメリガサ科

キヌメリガサ

オトメノカサ

 キシメジ科

ハタケシメジ

オシロイシメジ

ミネシメジ

キシメジ

アイシメジ

シモフリシメジ

アオイヌシメジ

キヒダマツシメジ

カキシメジ

カラマツシメジ

ホテイシメジ

ヒロヒダタケ

キサマツモドキ

カブベニチャ

オオキツネタケ

オオホウライタケ

スギヒラタケ

テングタケ科

ベニテングタケ

クロコタマゴテングタケ

ツルタケ

カバイロツルタケ

アケボノドクツルタケ

 ハラタケ科

ナカグロモリノカサ

 モエギタケ科

モエギタケ

アカツムタケ

シロナメツムタケ

チャナメツムタケ

クリタケ

クリタケモドキ

ニガクリタケ

スギタケ

ヌメリスギタケ

サケツバタケ

フウセンタケ科

クリフウセンタケ

オオツガタケ

キショウゲンジ

シロトマヤタケ

イッポンシメジ科

クサウラベニタケ

オウギタケ科

オウギタケ

 オニイグチ科

オニイグチ

 イグチ科

シロヌメリイグチ(ヌメリイグチ属)

ハナイグチ

ウツロベニハナイグチ

カラマツベニハナイグチ

キノボリイグチ

イロガワリ

アケボノアワタケ

ヤマイグチ

 ベニタケ科

クロハツ

クサハツ

カワリハツ

ツギハギハツ

ドクベニタケ

チシオハツ

チチタケ

キチチタケ

ヌメリアカチチタケ

モチゲチチタケ

 

ヒダナシタケ類

 カノシタ科

カノシタ

タコウキン科

アオゾメタケ

チャカイガラタケ

 

腹菌類

 ホコリタケ科

ホコリタケ

 スッポンタケ科

マクキヌガサタケ

 

子嚢菌類


 ズキンタケ科

アカエノズキンタケ

  以上67


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