■ 嬬恋高原宿泊観察会 |
開催日:2006年9月23日(土)〜24日(日) |
集合場所:東海大学嬬恋高原研修センター 群馬県吾妻郡嬬恋村大字千俣2041 観察地区:嬬恋高原一帯 参加者:32名(一日会員1名を含む) 世話人:松村祐二、藤野英雄、大久保彦、西田誠之 鑑定人:西田誠之、藤野英雄 報告 :藤野英雄 |
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上信道の軽井沢インターを降りた頃は雨であった。近辺を回っているうち幸い雨もやんだ。別荘地の庭園に断りを入れて入ってみると珍しい種に出会った。いや種としてはさほど珍奇なものではないミヤマタマゴタケであるが、まさにその名前を体現している個体にめぐり合ったのだ。色こそ違えタマゴタケのその名前のゆえんであるつぼを破って出現したばかりの卵にそっくりな個体を始めて拝見させてもらった。 近くの道路わきで白い未だ皮膜(つば)がひだを覆っている中型の種に出会った。このあたりに良くあるハラタケ属の未知種と思いとにかく写真とその個体は確保した。宿に到着して鑑定をしていた人がこれシロタマゴテングタケではないかという話になった。改めて良く観察すると確かにハラタケ属ではなくテングタケ属である。珍しい写真を手に入れることが出来た。 宿泊施設近くの石樋林道を降って行ったところ突然立ち上がった大型動物に出会った。一瞬クマかと思いひやりとしたが、カモシカであった。 今年は例年だと沢山発生しているハナイグチにほとんどお目にかかることが出来なかった。帰路に近隣のカラマツ林に入ってみたが全くハナイグチの姿は見られなかった。地元のきのこ狩りの人達がきのこが無いので右往左往していた。
(ハラタケ類) キシメジ科:オシロイシメジ、オオキツネタケ、カレバキツネタケ、ホテイシメジ、 テングタケ科:ドクツルタケ、ツルタケ、ベニテングタケ、タマゴタケモドキ
モエギタケ科:モエギタケ、ニガクリタケ、ヌメリスギタケモドキ、アカツムタケ (ヒダナシタケ類) アンズタケ科:クロラッパタケ (腹菌類) ホコリタケ科:ホコリタケ (以上89種) もどる
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