集合場所:秩父郡皆野町・美の山公園
観察地区:美の山公園一帯
参加者:35名
世話人:富田 稔、西田 誠之、籾山 清
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2003年が同じ7月13日実施だったので夏のキノコといわれるテングタケ科、イグチ科、ベニタケ科のキノコの出現種類数が2003年を上回るかどうか興味が持たれた。 福島会長の挨拶の後、半数ぐらいが吉田さんを中心に車道を下ってから山頂を目指して登ってくるコースで、残り人は公園内を周回するコースでキノコを採集した。 採取されたキノコは西田、福島を中心に鑑定を行った。講評での主な発言は 福島:@クロハツとまったく区別がつかないキノコで毒性のあるキノコがあるので注意したほうが良い。 Aアカチャツエタケは柄の根元に独特の臭気があるのが同定する手がかりになる。 西田:@従来” ツエタケ”と呼んでいたものはOudemansiella
radicataとは異なる種であり、本日採取された” ツエタケ”はヒマラヤツエタケと思われる。 A従来ハリガネオチバタケと呼んでいたキノコも、関東に多いのはサビイロオチバタケで、前者が菌糸のマットが白色であるのに対し、後者は菌糸のマットが薄黄色をしている。
確認種: ヒラタケ科:トキイロヒラタケ キシメジ科:ウラムラサキ、サマツモドキ、ヒメキシメジ、シロホウライタケsp.、アカチャカレバタケ、シロシバフタケ(青木仮称)、アカチャツエタケ、ビロードツエタケsp.、ヒマラヤツエタケ、サビイロオチバタケ、ホウライタケsp.、クヌギタケsp.、ダイダイガサ テングタケ科:ツルタケ、ツルタケダマシ、ドクツルタケ、アケボノドクツルタケ、ガンタケ? ウラベニガサ科:ベニヒダタケ、カサヒダタケ ハラタケ科:カラカサタケsp. ヒトヨタケ科: ミヤマザラミノヒトヨタケ?ナヨタケsp.、フミヅキタケsp. フウセンタケ科:キショウゲンジ チャヒラタケ科: チャヒラタケsp. イッポンシメジ科: キイボカサタケ、イッポンシメジsp. ヒダハタケ科:サケバタケ イグチ科:アワタケ、ヤマドリタケモドキ、コガネヤマドリ、アケボノアワタケ、ヌメリニガイグチ、スミゾメヤマイグチ ベニタケ科:クロハツ、アカカバイロタケ、ニオイコベニタケ、ルスラ・ヘテロフィラ、ヒロウスズミチチタケ、チョウジチチタケ アンズタケ科:アンズタケ科の一種 コウヤクタケ科:ケシワウロコタケ ウロコタケ科: カミウロコタケ?、チャウロコタケ 多孔菌科:アミスギタケ、キアシグロタケ、ニクウチワタケ、ヒイロタケ、ホウロクタケ、チリメンタケ、カワラタケ、アラゲカワラタケ、ツガサルノコシカケ、サクラサルノコシカケ、サワフタギタケ、ホウネンタケ タバコウロコタケ科:ネンドタケモドキ 腹菌類:キツネノロウソク、スジチャダイゴケ 子のう菌類:ニセキンカクアカビョウタケ、ロクショウグサレキン、クロノボリリュウタケ、クロアシボソノボリリュウタケ、ノボリリュウタケ、ナガエノチャワンタケ、アラゲコベニチャワンタケ、クロコブタケ、マメザヤタケ、オサムシタケ 以上 71種類 このほかにイグチ科、ベニタケ科のキノコで同定にいたらなかったキノコが採取された。 (報告 富田)
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