■ 小川地区野外観察会
開催日:2008年10月5日(日)
集合場所:埼玉県立小川げんきプラザ駐車場
観察地区:小川げんきプラザ周辺
参加者:40名(会員21名、川博19名)
世話人:大久保 彦、福島 隆一、吉田 考造
天候:曇り
報告 :大久保 彦
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今回は例年と違い、川の博物館で募集した人が参加することになり、急遽、臨時役員会を開きいろいろ検討しました。当日の観察会は埼玉きのこ会員21名と川博で募集した19名と一緒に実施しまた。出席を確認後に、世話人で会長の福島氏が挨拶、大久保氏がキノコ分類の基本、藤野氏が保険概要、吉田氏が地図をもとに金勝山の説明をしました。 埼玉きのこ会役員が班毎に引率し、きのこ観察地へ足取りも軽く向かいました。役員がキノコの探し方、観察の仕方等を教えました。 テングタケの仲間が多く、特にキウロコテングタケ(黄鱗天狗茸)とコトヒラシロテングタケ(琴平白天狗茸)が目立ちました。イツポンシメジ科ではウラベニホテイシメジ(裏紅布袋湿地)が少なく、なぜかクサウラベニタケ(臭裏紅茸)が多かった。昨年と比較するとイグチ類が少なく、ベニタケの仲間が多かった。 オオゴムタケ(大護謨茸)は子嚢盤が半球形、黒褐色、肉厚、ゴムのような弾力あり、内部は寒天状。発生は夏から秋に広葉樹の落枝、倒木上から発生した木材腐朽菌。
確認種 ハラタケ類 ヌメリガサ科:アカヤマタケ、ヌメリガサ属 スエヒロタケ科:スエヒロタケ キシメジ科:アシボソシロシメジ、カレバキツネタケ、クヌギタケ、クロゲシジミタケ コノハシメジ、サクラタケ、サマツモドキ、チシオタケ、ハリガネオチバタケ、ヒメキシメジ キシメジ属 アシボソシロシメジ 撮影 富田 稔 テングタケ科:アケボノドクツルタケ、キウロコテングタケ、クロタマゴテングタケ コテングタケモドキ、コトヒラシロテングタケ、シロオニタケ、タマシロオニタケ フクロツルタケ、ミヤマタマゴタケ、テングタケ属 ハラタケ科:オニタケ、ワタカラカサタケ ヒトヨタケ科:ミヤマザラミノヒトヨタケ、キララタケ、ナヨタケ モエギタケ科:ニガクリタケ フウセンタケ科:イロガワリフウセンタケ、カワムラフウセンタケ、クリフウセンタケ チャツムタケ、フジイロタケモドキ、キヒダフウセンタケ イッポンシメジ科:ウラベニホテイシメジ、キイボガサタケ、クサウラベニタケ ウラベニホテイシメジ 撮影 河野 茂樹 イグチ科:ニガイグチモドキ、ブドウニガイグチモドキ ベニタケ科:アイバシロハツ、ウスイロカラチチタケ、ウズハツ、イロガワリベニタケ カワリハツ、クサハツ、クロハツ、キチチタケ、チョウジチチタケ、ツチカブリ、 ハイイロカラチチタケ、ハツタケ、ヒロハウスズミチチタケ、ヤブレベニタケ、ベニタケ属 ヒダナシタケ類 イボタケ科:イボタケ アンズタケ科:ベニウスタケ、ヒナアンズタケ カノシタ科:シロカノシタ ウロコタケ科:チャウロコタケ サルノコシカケ科:アオゾメタケ、カワラタケ、センベイタケ、スルメタケ、チャカイガラタケ ホウネンタケ、ホウロクタケ、ミノタケ、ヤケイロタケ カワラタケ 撮影 河野 茂樹 タバコウロコタケ科:ダイダイタケ 腹菌類 ツチグリ科:ツチグリ ヒメツチグリ科:エリマキツチグリ ホコリタケ科:ノウタケ、ホコリタケ属 プロトファルス科:シラタマタケ キクラゲ類 シロキクラゲ科:ハナビラニカワタケ 子嚢菌類 ズキンタケ科:ズキンタケ クロチャワンタケ科:オオゴムタケ ノボリリュウタケ科:アシボソノボリリュウタケ クロサイワイタケ科:クロコブタケ、マメザヤタケ 以上 82種
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