■ 美の山野外観察 |
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ここ数年の7月第2日曜日の開催では有効積算温度不足から夏のキノコといわれているテングタケ科やイグチ科のキノコがあまり見られなかったので、今年は2週間を遅らせて開催した。 福島会長の挨拶の後、地元の会員から下の方がキノコが多いという発言もあり、車道を下ってから山頂を目指して登ってくるコースを取る人、山頂を中心にした公園内を周回する人など三々五々別れてキノコを採集した。私は公園内を周回したが、山頂から下りて最初に目にしたのは落枝に子実体のみならず、菌糸束がびっしり生えたシロホウライタケの仲間だった。車道がすぐ下に見えるところまで降りるとコテングタケモドキが数多く見られた。 今回はタマノリイグチが採集されたのが収穫だった。鑑定は大館、西田、福島の3人で行った。 講評では、福島からはタマノリイグチ、ルスラ・ヘテロフィラ、ニクウチワタケについて言及があった。大館からは幼菌のときのニクウチワタケの幼菌がなかなかニクウチワタケとは思い至らなかったという話があった。西田は試薬を用いた呈色反応による種の同定について話した。
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