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例年だと8月は乾ききった天候を嘆くことが多いのだが、今年はここに来て雨の日が多く、開催当日の天気模様を心配するほどだった。幸い24日は好天であった。ところが連日の雨のせいかきのこの影は何処を見ても薄い。これは参加者の殆どの方の体験談でもある。
宿に到着すると既にブルーシートが玄関前に敷かれ準備万端ととのって居たが、結局そのシートの上が採取されたきのこで満杯になることはなかった。
今回は会長に不幸がありキャンセルとなったため、大舘氏と西田氏にご苦労願ったが、種が少なかったためやや寂しげであった。
その分夕食の宴会は会長からの寄付や宿のご好意により飲み物はたっぷり供給でき、皆さんご機嫌であった。
帰りはカヤの平らに寄ってみた。木島平からのルートを選んだがかなり登った感覚であった。林道の入り口に到着して観察すると、ブナの大木がうっそうと繁り、予想よりはるかに素晴らしい林相であった。しかしきのこの影はやはり薄い。
さらに奥志賀林道を登っていくととうとう雨模様となってしまった。が折角ここまできたのだからと別荘地脇の園地によって見た。やはりきのこは薄かったが、チリメンチチタケを多量にゲットした。来年の新年会でうどんに使用する予定であり、既に冷凍保存してある。
確 認 種
(ハラタケ類)
キシメジ科 :ウラムラサキ、オオキツネタケ、カレバキツネタケ、アカアザタケ、カブベニチャ
モリノカレバタケ、モリノカレバタケ属、ヌメリツバタケモドキ、ツエタケ、ヒロヒダタケ、
マルミノヒメチシオタケ(池田・仮)?
ヌメリツバタケモドキ 撮影 河野茂樹
テングタケ科 :ヒメコナカブリツルタケ、ツルタケ、バライロツルタケ、シロツルタケ、オオツルタケ
カバイロツルタケ、タマゴタケ、セイヨウタマゴタケ、ツルタケダマシ、フクロツルタケ、ヘビキノコモドキ、
タマシロオニタケ
ウラベニガサ科 :ベニヒダタケ
ハラタケ科 :ナカグロモリノカサ
フウセンタケタケ科 :シロニセトマヤタケ、コバヤシアセタケ、イロガワリフウセンタケ
ムラサキアブラシメジモドキ、ムラサキフウセンタケ
イッポンシメジ科 :ヒカゲウラベニタケ
オニイグチ科 :オニイグチモドキ
イグチ科 :クリイロイグチモドキ、クロアザアワタケ、コショウイグチ、ムラサキヤマドリタケ
アシベニイグチ、コガネヤマドリ、キアミアシイグチ、アカジコウ、ウツロイイグチ、ウラグロニガイグチ
ニガイグチモドキ、クロヤマイグチ
オニイグチモドキ 撮影 河野茂樹
ベニタケ科:ツギハギハツ、シロクロハツ、カワリハツ、カレバハツ、ドクベニタケ、ドクベニダマシ
ツチカブリ、アオゾメツチカブリ、イロガワリシロハツ、モチゲチチタケ、チチタケ、チリメンチチタケ
モチゲチチタケ、
チリメンチチタケ 撮影 上原貞美 撮影 山田昌之
(ヒダナシタケ類)
シロソウメンタケ科 :ナギナタタケ、シロヒメホウキタケ
ホウキタケ科 :チャホウキタケ
チャホウキタケ 撮影 河野茂樹
タバコウロコタケ科 :カバノアナタケ
カバノアナタケ 撮影 河野茂樹
タコウキン科 :タマチョレイタケ、シロカイメンタケ、ヤニタケ、ホウロクタケ、オオチリメンタケ
カワラタケ、ハカワラタケ、ツリガネタケ、
(腹菌類)
ツチグリ科 :ツチグリ
ヒメツチグリ科 :ヒメツチグリ
(キクラゲ類)
アカキクラゲ科 :ニカワホウキタケ、
ニカワホウキタケ 撮影 河野茂樹
キクラゲ科 :キクラゲ
ヒメキクラゲ科 :ニカワジョウゴタケ
(子嚢菌類)
ノボリリュウタケ科 :ナカネノボリリュウ
ヒポミケスキン科 :タケリタケ
以上76種
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