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■ 野外観察会

開催日：2011年10月2日（日）

集合場所：小川町・県立小川げんきプラザ駐車場

観察地区：小川げんきプラザ周辺

参加者：会員24名、一般15名

世話人：福島　隆一、大館　一夫、近藤　芳明

報告：福島　隆一

　　事前説明　　　　　撮影　　　　河野茂樹

	山中　　　撮影　　　河野茂樹		キッズも熱心に　　　撮影　　　河野茂樹
	鑑定中　　　　撮影　　　富田稔		鑑定中　　　　撮影　　　　富田稔
	福島会長説明　　　撮影　　河野茂樹		大館副会長説明　　　撮影　　　河野茂樹

　昨年と同様、一般の方と一緒に小川げんきプラザで勉強会を開催しました。

　皆さんと一緒に（万葉の小道）を歩いてみましたが、あいにくの日照り続きが祟り、キノコは殆ど見られませんでした。雨の少ない環境でも、沢沿いの日陰道では、きのこの発生が見られるので(ひかげ道)を谷沿いまで降りてみましたが、空振りでした。クロハツの残骸や、ハカワラタケ、コガネウスバタケ、ナラタケの根状菌糸束などが見つかる度に皆さんに集ってもらい、丁寧に説明を致しました。西側コースの浅間山を廻り、西金勝山から本館に抜けました。

　トイレ休憩後、裏金勝山から金勝山に上り、元気な子供達と共に小川町の眺望を満喫しました。

　昼食後、福島、大館、西田の３人で同定を行いましたが、理化学研究所の岡田元さんが見えられ、子嚢菌の説明をして頂きました。岡田さんは、カビの分類が専門の方で、大学時代は根田仁さんと同級生だそうです。チャコブタケの説明をするのに（ダルデニア、コンセントリカ）の学名に付いて判りやすく説明をしてくれました。　
　事務局を始め多くの方にお世話になり、１４時３０分頃無事解散致しました。

今回、２０１０年に発刊された勝本謙氏の日本産菌類収覧(菌類の高次分類群一覧)を参考にして種分けを試みましたが、ハラタケ亜綱の系統分類が未確定の目、科等が多数あり、キノコの高次分類は難解である事をあらためて認知しました。

確認種

担子菌類

ハラタケ目

ヒラタケ科

ヒラタケ、ウスヒラタケ

ミミナミハタケ科

イタチナミハタケ

ヌメリガサ科

モリノハダイロガサ

テングタケ科

コトヒラテングタケ，ホソツボコテングタケ（城川仮称）

ウラベニガサ科

ベニヒダタケ

キシメジ科

ワサビタケ、ヒメカバイロタケ

ホウライタケ科

ハナオチバタケ、ホウライタケ属根状菌糸束

イタチタケ科

ムジナタケの仲間

モエギタケ科

ニガクリタケ、コキイロウラベニタケ、ツチスギタケ

イッポンシメジ科

コキイロウラベニタケ、コクサウラベニタケ？


モリノハダイロガサ　　撮影　　　　　　　　河野茂樹		コトヒラシロテングタケ　撮影　　　　　　　　西田誠之

ナガツボコテングタケ　撮影　河野茂樹　　　　撮影　　富田稔

ツチスギタケ撮影　西田誠之　　　ツチスギタケ　撮影　河野茂樹

イグチ目

イグチ科

ハナガサイグチ

ヒダハタケ科

サケバタケ

タバコウロコタケ目
タバコウロコタケ科	ダイダイタケ、ネンドタケ、ネンドタケモドキ、コガネウスバタケ

　　　　　　　　　　　　　　　　ダイダイタケ　撮影　河野茂樹

タマチョレイタケ目
タマチョレイタケ科	シックイタケ、ヤケイロタケ、ヒメモグサタケ、センベイタケミノタケ，カワラタケ、ホウロクタケ、エゴノキタケ、チャカイガラタケ、カイガラタケ、ウチワタケ、ツヤウチワタケ、アオゾメタケ、オシロイタケ、スジウチワタケモドキ、ヒイロタケ、チリメンタケ、ハカワラタケ
マンネンタケ科	オオミノコフキタケ
タチウロコタケ科	ハナウロコタケ

　　　　　　　　　　　　　　　カワラタケ　撮影　河野茂樹　　　　　　　　　ホウロクタケ　撮影　河野茂

ベニタケ目
ベニタケ科	クロハツ、カワリハツ、ケショウハツ、ニオイコベニタケ
ウロコタケ科	チャウロコタケ、チウロコタケ

イボタケ目
イボタケ科	ボタンイボタケ？老菌で不明)

シロキクラゲ綱　シロキクラゲ目
シロキクラゲ科	ハナビラニカワタケ

子嚢菌類

ズキンタケ綱　ズキンタケ目
ズキンタケ科	ロクショウグサレキンの仲間

チャワンタケ綱　チャワンタケ目
クロチャワンタケ科	オオゴムタケ

フンタマカビ綱　クロサイワイタケ亜綱　クロサイワイタケ目
クロサイワイタケ科	ホウズキタケ、チャコブタケ、クロコブタケ、ホソツクシタケ

　　　　　　　　　　　　　　　　クロコブタケ　撮影　河野茂樹　　　　ホソツクシタケ　　撮影　　河野茂樹

　　　　以上　57種

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