9月は、夏きのこから、秋のきのこへと入れ替わる時期なので、多種多様なきのこに出会える。梅雨時から隆盛を誇ってきたテングタケ属等の、さしもの猛毒きのこ達も衰えを見せ、代わって、マイタケや、マツタケ、ホンシメジ、コウタケ等、きのこ狩りの上位に置かれるビッグスター達が続々出現してくる。 一年で、もっとも雨量の多い月でもある。まだまだ暑いと思っているうちに、一雨ごとに、山から冷気が忍び寄ってくる。それゆえ目敏いきのこ狩りの名人達は、夏の盛りを見定めるや否や、いち早く山懐へ入り込み、獲物のシロへ足を運ぶ。紅葉が始まってからでは、もはや手遅れなのだ。
それだけに、この時期の観察会は、どこで行うか、毎年、あそこへ行きたい、此処へ行きたいと迷うのであるが、今年は、3年ぶりで、上州の名峰、武尊山周辺とし、9月最初の土曜、日曜を充てることになった。高山周辺なので早めの設定にしたのだが、8月の宿泊観察会を終えて、2週間しか、間がなかった。そのせいか、参加申し込者が、直前迄僅か数名しかなく、おおいに懸念された。しかし、間際になって一挙に増えて、結局、23名での実施となった。
前回宿泊した宿も同定場所に一室を用意してくれて良い印象が残っているが、今回もまた、藤野さんが下見をした結果、さらに良い宿を見つけたとのこと。
我々世話人グループ3名(藤野、大久保、西田)は、緑川さん、武藤ご夫妻と一緒に、早めに宿に着いたが、すぐに若いおかみさんが、玄関から跳び出て来て、明るい笑顔で迎えてくれた。
「きのこ目的のお客さんは初めてで、今年は地元でもキノコ採りは、まだ殆どやっていない」とのことだった。
余分な荷をおいて、すぐに武尊スキー場へ向かった。まだ整備中だったが林道がのびて、最上部のリフト乗り場まで車で行けるようになっていた。そこから歩いてゆくか?とも考えたが、すぐに、年!のことを考え、全員、リフトに乗ることを選択した。既に、久保さん、椙田さん等が先着していて、皆、リフトに跨っていた。上空には、これ以上ないくらい、爽やかな青空が広がっている。背後には、日光や尾瀬の名峰達が、こもごも頭を擡げていた。
牧場の最上部でリフトを降りると、落葉松等に囲まれた、気持ちの良い草原広場となっている。周囲の山々を眺めながら、ここで半日のんびり過ごしたい、、寝不足のせいか、そんな誘惑にかられた。しかし、そうはいかないのが、きのこ観察会、、すぐにザックを背負い直して、「お仕事」にかかる。前回と同じく、さらに高所のきのこを求めて、武尊山の登山道へ向かう。途中、足早に頂上を目指すハイカーに出会った。その後を追いながら、緑川さんや大久保さんと、「今日は、頂上まで行くか」と冗談も言い合う。緑川さんは、4000m峰、キナバルの登頂者でもある。「武尊は、高さ半分だよな、わけないよ、、」ということかも、、。
森林帯の入り口は、美しい白樺林になっている。すぐに、いくつものきのこが目に飛びこんで来て、足が止まる。全体が白くて艶っぽい大きなベニタケがある。傘の中央にのみ、ベージュ色の暈の模様があり、すこぶる個性的だ。しかし、名前は全く解らない。続いて、カバイロツルタケ、コガネテングタケ、等々、ようやく馴染みのきのこが出てくる。一つ一つ写真を撮ってゆくので、この文章と同じく、ダラダラ遅々として、なかなか前へ進めない。(今日は、いつもの名カメラマン、名手河野茂樹氏も、その先生の上原貞美氏も、欠席なのだ!フウー、、、)
この日、私が再会したかったきのこの一つは、ウグイスチャチチタケとブナノシラユキタケだった。前者は、この前来た時に、この先のブナ帯の登山道に入るとすぐに見つかったのだが、この日は、ついに姿を現してくれなかった。(最後まで、ブナノシラユキタケにも会えなかった。)
しかし、その代り、願ってもない、美しいきのこが待っていてくれた。先を歩いていた武藤夫人が、「これ、きれい、きのこだよね?」といって、指さすのをみると、朽ち果てようとする倒木に、純白で、透き通るように輝くものが群がっている。サンゴ状に張り出た枝、そこから突き出ている鋭く尖った小さな針、それが無数に絡み合っている。まさに、針をまとった白いサンゴ、、、
サンゴハリタケに違いない。開いたばかりの新鮮な、極上品で、雪の結晶のように輝やいている。
一瞥以来、このキノコの美しさには、いつも圧倒されてきた。久しぶりに出会った今回も、同じ思いをした。私の場合、この菌に出会うのは、いつもこうした亜高山帯の奥深い処で、ブナやミズナラの原生林を彷徨している時だったので、なおさら印象が深いのだろう。しかし、本種は、多くの図鑑に掲載されている姿が、サンゴ状でなく、塊茎状のぶざまな形で、垂れ下がった針ばかりが強調されている場合が多い。中には黄ばんでしまった老菌を載せているものさえある。その為、私が見て来たものは、別のきのこだと思っていたくらいだ。繊細な菌なので、すぐに衰えてしまうのかもしれないが、今目前にある、この姿が本菌の真の姿だろう。私の撮影では到底満足戴けないだろうが、掲載写真を拡大して、ご覧戴きたい。本菌の針が枝垂れるというよりも、ぴんと張って鋭利に突き出ているのがご理解いただけるだろう。
これに気を良くして、足どりも軽く、きのこを探す。道は幅広く、傾斜も緩く、きつい登りの処はほとんどない。というより、きのこが多くて寄り道ばかりしているから、急傾斜になる処迄行けつけないといった方が適切だ。辺り一帯、見事なブナの極生林で、他の高木は、ほとんど見当たらない程だ。ツキヨタケやツリガネタケ等、ブナを好むきのこが当たり前のように占有している。ヌメリツバタケモドキも、まだ、生えていた。オキナクサハツ等平地に普通に見られるきのこも、雰囲気が違うので別種に見え、大久保さんが首を捻っている。ウスイロカラチチタケが多かったが、チチタケはなかなか見当たらない。しかし、このきのこには眼がない武藤夫人の籠の中には、幼菌がいくつか、収まっていた。椙田さんの袋の中もきのこで一杯だ。緑川さんは、前回見つけた地点で、またクリタケを探している。今日はいなかったようだ。ムラサキフウウセンタケやムラサキアブラシメジモドキ、アカササタケ等が見つかり、交代でカメラを向ける。朽木にはまた、新鮮なヒメスギタケやヒイロベニヒダタケが群生していた。図鑑類には、ヒメスギタケは、古いシイタケの榾木に多い等と記述されているが、本来、ブナ帯を好むきのこであることを再認識した。ミヤマイロガワリも、前回いた場所とほぼ同じあたりに生えていた。
途中、一寸登りが急になった地点で全員で、といっても5名だけだが、休憩をとる。丁寧に写真を撮りながら遅れて来た藤野さんを待って、遅い昼食にする。この後、私と藤野さん、緑川さんのみが、さらに登ってきのこを探したが、傾斜がきつくなった処で、「もう、いいか」と足を止めた。二人の若い女性ハイカーが登って来た。今流の山ガールさんだ。こんな時間から頂上へ行く筈もあるまい。避難小屋泊りか、と思ったら、この道は、上部で分岐し、回遊コースになっているそうだ。そのトレールを辿っているとのこと。「熊が出るから気をつけて、、」というと,「へえー、ここには熊がいるのですか?」と心もとない返事、、。緑川さんが傍らのブナの幹を指さして、「これ、熊が爪でひっかいた痕だよ」と説明した。古い傷だが、大きな爪痕が数本、そのブナの樹の肌を抉って、くっきり着いている。そのせいでもあるまいが、二人はさらに登って行ったが、程なく引き返してきた。「今日は終わりにしました」とのこと。我々もそれを潮に下山することにして、先に下った仲間を追った。途中、幾つも、左右の藪を分けて踏み入ったらしい痕跡があることに気が付く。その先には、必ず、どこか枯れの入ったブナの大木がある。マイタケ採りの多いことが察せられた。
入口の白樺林迄戻って、カバノアナタケに侵されている一樹があることに気がつき、また撮影等に手間取った。
集合時間の3時に宿に戻り、すぐに同定場所を準備する。裏庭に屋根と燈火のある置屋があり、そこを使ってよい、とのこと。休む間もなく、分類表を配して、採集してきたきのこを並べる。自分等が採ってきたきのこだけでも、相当な種数だ。その上次から次へ、皆さんが、こもごも、採集品を持ってこられた。どなたも、我々グループと同じように、朝から頑張って採集してこられたのだろう。仕分けて同じ種を並べるだけでも一苦労で、一作業を終えても、また、次から次へと種々入り混じったきのこが持ち込まれる。ついに、広いシートの端までいっぱいになってしまった。中には、玉原高原や谷川岳一ノ倉沢遊歩道へ行って採集してきた方もあった。近藤さんが貴重な冬虫夏草を見つけたようで、大事に抱えている。1種たりともおろそかにしたくないのだが、じっくり観ている時間がない。とりあえず、判別しやすいものから、名前をつけていったが、夕食の宴会時間が迫る。本当は、解らないきのこ程じっくり見たいのだが、そういうゆとりもない。福島会長、藤野、大久保、近藤、栗原、村田氏等とともに作業を続けたが、その内、宿の人がきて、横で魚の炭火焼きが始まった。今晩のおかずだそうで、本来この置屋はそういうことをする作業場なのだ。それで、ついに同定作業を諦め、貴重なきのこ、すべてを置き去りにして、宴会場に向かった。
宴会は、藤野さんの挨拶で始まり、いつもの通り、大いに盛り上がったことは言うまでもない。中には宴会の前から、出来上がってしまった方もあった。福島会長が、「あんなにたくさんのきのこ、到底、判るわけがない」と冗談を言われたが、結局その晩は、同定作業を放棄して、深夜迄、飲み続けることで満足してしまった。
翌朝、目が覚めてみると雨音が聞こえる。頭が真っ白で、一瞬後悔したが、何とか二日酔いは免れたようだ。作業場へ行ってみると福島会長が早くから同定作業を始められていた。昨夜の乱雑ぶりから変じて、丁寧に仕訳が進んでいた。テングタケ、イグチ、ベニタケが他を圧して多かったが、その他、一つぽつんと置かれたものの中にも、興味深い種が少なくなかった。冬虫夏草には、イモムシタケ等希少種の完全な個体があった。殆どの会員が初めて目にしたものだろう。前記カバノアナタケや、ブナノシラユキタケ、エビタケ、トンビマイタケ等も採集されていた。そういうブナや白樺等、平地林にはない樹木由来のきのこに多く出会えたのが何よりだった。しかし、それだけに、一見、ツガタケを思わせるような大型のフウセンタケ属や、平地では見られないベニタケやカヤタケの仲間等不明種や同定できない種も多かったのは否めない。
作業を終えた頃には、雨もすっかり上がっていた。福島会長が丁寧に、全体を総括して解説され、私がイグチ類やフウセンタケ等を、また近藤さんが子嚢菌を解説し、大久保さんが補足の説明を行った。今回偶然にも、猛毒種のニセクロハツが、別々の場所で採取されて持ち込まれたが、本種についても、福島会長が、クロハツ同様、複数種が含まれている事等、詳しく解説された。
皆さんから、なお種々感想や質問が続いたが、これから、マツタケのシロへゆくというグループもあって、朝食後は自然解散としていたので、午前9時前には、本観察会を終了した。
気が付けば、上空には、澄んだ青空が広がり、今日一日が、また、きのこ狩り日和であることを約束してくれているかのようだった。
確 認 種
ヌメリツバタケモドキ クヌギタケ属 カバイロツルタケ
ヒメベニテングタケ コガネテングタケ 武尊山登山道
ヒイロベニヒダタケ キララタケ ヒメスギタケ
ヒメスギタケ ヒダ ムラサキアブラシメジモドキ ムラサキフウセンタケ
フウセンタケ属の一種 アカササタケ アカササタケ ヒダ
ヒダハタケ クロアザアワタケ アワタケ属の一種
ヤマドリタケ近縁種 ミヤマイロガワリ 憩いの池
ベニタケ科の一種 ウスイロカラチチタケ チチタケ属一種
サンゴハリタケ シラカバ林
ツリガネタケ カバノアナタケ イモムシタケ
担子菌門
ハラタケ目
ヌメリガサ科
アカヤマタケ属:アカヤマタケ、ベニヤマタケ、アカヌマベニタケ、アケボノタケ、
Hygrocybeの1種、
キシメジ科
キシメジ属:キシメジ、
ハイイロシメジ属:オシロイシメジ、アオイヌシメジ、
ムラサキシメジ属:ウスムラサキシメジ、
カヤタケ属:ブナノシラユキタケ、Clitocybe2種、
ツキヨタケ科:
ツキヨタケ属:ツキヨタケ、
モリノカレバタケ属;ワサビカレバタケ、
タマバリタケ科
ツエタケ属:ブナノモリツエタケ、
ヌメリツバタケ属:ヌメリツバタケモドキ、
ラッシタケ科
クヌギタケ属:アカチシオタケ、Mycena1種
ホウライタケ科:
ホウライタケ属:ハナオチバタケ、Marasmius1種、
ポロテレウム科
ヒロヒダタケ属:ヒロヒダタケ、
ヒドナンギウム科
キツネタケ属:カレバキツネタケ、ウラムラサキ(玉)
テングタケ科
テングタケ属:ヒメコナカブリツルタケ、ヒメベニテングタケ、ドウシンタケ、
コテングタケ、カバイロツルタケ、タマゴタケ、コテングタケモドキ、タマゴタケモドキ、
アケボノドクツルタケ、ニオイドクツルタケ、シロウロコツルタケ、コガネテングタケ、
ミヤマタマゴタケ、ガンタケ、ヘビキノコモドキ、シロオニタケ、
ウラベニガサ科
ウラベニガサ属:ヒイロベニヒダタケ
ハラタケ科
カラカサタケ属:カラカサタケ、
ハラタケ属:ナカグロモリノカサ近縁種、Agarics2種、
ホコリタケ属:ホコリタケ、キホコリタケ、
ナヨタケ科
ナヨタケ属:イタチタケ、ムササビタケ、
キララタケ属:キララタケ
モエギタケ科
ニガクリタケ(クリタケ)属:ニガクリタケ、
スギタケ属:スギタケ、ヌメリスギタケ、
ヒメスギタケ属:ヒメスギタケ、
アセタケ科
アセタケ属:Inocybe 4種、
フウセンタケ科
フウセンタケ属:フウセンタケモドキ、ムラサキアブラシメジモドキ、ムラサキフウセンタケ、
ツバフウセンタケ、アカササタケ、イロガワリフウセンタケ、
Cortinarius3種、
イッポンシメジ科
イッポンシメジ属:アカイボカサタケ、クサウラベニタケ、ウラベニホテイシメジ、
シミイッポンシメジ、コキイロウラベニタケ(玉)
シロソウメンタケ科
ナギナタタケ属:ベニナギナタタケ、
イグチ目
ヌメリイグチ科
ヌメリイグチ属:ハナイグチ、ヌメリイグチ、チチアワタケ、
ヒダハタケ科
ヒダハタケ属:ヒダハタケ、
イグチ(ヤマドリタケ)科
キヒダタケ属:キヒダタケ、
アワタケ属:アワタケ、クロアザアワタケ、Xerocomus1種、
キイロイグチ属:キイロイグチ、ハナガサイグチ(玉)、
イグチ(ヤマドリタケ属):ヤマドリタケ、ヤマドリタケモドキ、コガネヤマドリ、
ミヤマイロガワリ、
キアミアシイグチ属:キアミアシイグチ、オオミノクロアワタケ(*)、
ニガイグチ属: ニガイグチモドキ、オクヤマニガイグチ、
ヤマイグチ属:ヤマイグチ、アケボノアワタケ、ウラグロニガイグチ、
オニイグチ属:オニイグチ、オニイグチモドキ、
キクバナイグチ属:ミヤベニイグチ、
クチベニタケ科
クチベニタケ属:ホオベニタケ、
ベニタケ目
ベニタケ科
ベニタケ属:シロハツモドキ、クロハツ、クロハツモドキ、クサハツ、オキナクサハツ、
アイバシロハツ、チシオハツ(*)、Russula4種、
チチタケ属:ツチカブリ、チチタケ、クロチチダマシ、ウスイロカラチチタケ、
カラマツチチタケ、ヌメリアカチチタケ、カラハツタケ、ハツタケ(*)、
ヒロハウスズミチチタケ、チョウジチチタケ、ホソエノアカチチタケ、
ウロコタケ科
キウロコタケ属:チャウロコタケ、チウロコタケ、
サンゴハリタケ科
サンゴハリタケ属:サンゴハリタケ、
ラッパタケ目
スリコギタケ科
スリコギタケ属:コスリコギタケ、
イボタケ目
イボタケ科
イボタケ属:キブリイボタケ(玉)、
タマチョレイタケ目
タマチョレイタケ科
チャミダレアミタケ属:チャカイガラタケ(玉)、
ツリガネタケ属:ツリガネタケ、
マンネンタケ属:エビタケ(玉)、オオミノコフキタケ(玉)、
ハナビラタケ科
ハナビラタケ属:ハナビラタケ、
トンビマイタケ科
トンビマイタケ属:トンビマイタケ、
タバコウロコタケ目
タバコウロコタケ科
カワウソタケ属:カバノアナタケ、
ヒメツチグリ目
ヒメツチグリ科
ヒメツチグリ属:フクロツチガキ、
スッポンタケ目
スッポンタケ科
スッポンタケ属:スッポンタケ、
子嚢菌門
チャワンタケ目
クロチャワンタケ科
オオゴムタケ属:オオゴムタケ、
ノボリリュウタケ科
ノボリリュウタケ属:ノボリリュウタケ、ナガエノチャワンタケ、
チャワンタケ科
チャワンタケ属:クリイロチャワンタケモドキ、
ビョウタケ目
ズキンタケ科
ズキンタケ属:ズキンタケ
所属科未定
ビョウタケ属:モエギビョウタケ、
クロサイワイタケ目
クロサイワイタケ科
クロサイワイタケ属:マメザヤタケ、
ボタンタケ目
ボタンタケ科
ヒポミケス属:タケリタケ、
テングノメシガイ目
テングノメシガイ科
テングノメシガイ属:テングノメシガイ、
ハエ目
オフィオコルジケプス科
オフィオコルジケプス属:サビイロクビオレタケ、
チョウ目
所属科未定
Cordyceps属:イモムシタケ、
(以上 145種)
:無印=武尊山中および山麓周辺に産出したもの
(*)=観察会終了後、麓の平川河畔のアカマツ林にて観察されたもの
(玉)=玉原高原にて観察されたもの
*冬虫夏虫は、一部、赤城高原エリアで採取されたものを含む。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
上記の他、谷川岳一ノ倉遊歩道や、埼玉県内にて、採取された種も展示された。
上記になかった種としては、以下のような種があった。
ヌメリガサ科
アカヤマタケ属:ベニヒガサ(谷)、
イグチ(ヤマドリタケ)科
ニガイグチ属:ヌメリニガイグチ(谷)、
ベニタケ科
ベニタケ属:ニセクロハツ(谷、埼玉)、山地生(樺林)のRussula1種(谷)、
ラッパタケ科
ホウキタケ属:ハナホウキタケ(谷)、
キシメジ科
キシメジ属:バカマツタケ(埼玉)、
イグチ科
キクバナイグチ属:セイタカイグチ(埼玉)、
|