美の山公園観察会報告
開催日 2023年 10月 01日(日)
集合場所 美の山公園 第二駐車場
観察地 美の山公園内
参加者 16名
実施時刻 9:30~15:00
鑑定人 福島隆一、近藤芳明
世話人 近藤芳明、栗原晴夫、籾山清
報告 近藤芳明
撮影 近藤芳明、栗原晴夫
a | ![]() ![]() ![]() 会長による講評
今年は暑い日が9月末ごろまで続き、やっとここに来て秋の気配が感じられるようになりました。そのせいで埼玉県でのキノコの発生も、例年とはかなり違ったように思います。
当日朝7時頃上尾の自宅を出た時は雨が降っていて、ちょっと心配でしたが東松山から寄居と車を走らせると雨も上がってきて、美の山に着いた時は雨もなく気温は23度位でまずまずの観察日和となりました
9時40分頃、福島会長の挨拶で始まり、諸注意(ハチやヘビ、滑りやすい斜面等)があった後、10時頃から各自観察採取に散らばりました。
12時頃、採集を終え収穫したキノコを持った参加者が三々五々と、頂上付近の売店前の同定会場に集まって昼食となりました。
1時頃からテーブルのうえにブルーシートを広げて採集キノコを並べ、会長を中心に同定
作業を始めたのですが、急に雲行きが怪しくなったので慌てて30m位先の展望台の下の方へブルーシートごと移動させたところ一斉に雨が降ってきました、間一髪セーフでした。
2時20分頃から名前が付けられた採集キノコについて、福島会長から詳しい説明がありました。また参加者からいろいろ質問があり、楽しい雰囲気で同定会が3時頃終了し、後片付けをして、無事今回の観察会が終了しました。
今回は、朝方雨が降っていたためか参加者が少なめでしたが、前回は確か1日会員だった小学生のキノコ博士2人が、正式に会員として家族で参加してキノコを学んでいました。
採集キノコは別紙にまとめましたが、約70種でした。目視確認なので、完全に正確とは言えませんが、多くの目で探すと色んなキノコが見つかるものですね。特にテングタケ科やベニタケ科等の夏型のキノコが多く見られた事は、例年とは違うことが分かります。その中で、私が初めて会ったキノコにシロカレハシメジ(青木仮称)があります。これは白色のカレバキツネタケのようでヒダが疎でカサの中央が凹んでいるキノコです、青木さんの命名なので正式な学名はついていませんし図鑑にも載ってません、しかし胞子が5×2㎛の楕円の胞子なので、丸くトゲトゲ胞子のカレバキツネタケとは明らか違っていました。
ケショウシロハツも初めてだと思います、カサの径が12㎝位あり白いカサにトラシマチチタケのように環紋があるキノコです。毎回、一つでも二つでも新しいキノコに出会えることは、新鮮で励みになります。 次はどんなキノコに会えるかな?
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